金曜日, 1月 11, 2013

コミュニケーション能力

ご縁があって、外国の方とお仕事をする機会を何度か頂いております。
最も重要なのは、相手に伝えると言う作業だと最近思って居ます。

特にお金に関する話というのは、日本人同士だと「それ言っちゃいけないんじゃないか。。。」的な発想で後回しにしてしまうことも多い場合がありますが、外国の方々と仕事するときには、真っ先に言っておかねばならないところだと痛切に感じます。

誤解してはいけないのは、日本人だろうが外国人だろうが「正直者」も居ますし、「サボリ」も居ます。もちろん情熱的に仕事に打ち込んでる人は国籍など関係無いのですが、この情熱と言うのがやっかいな代物で、「お金をかけなければできないもの」と「お金の問題じゃ無く、気持ちの問題でやれるもの」の区別が日本人同士の場合はかなり曖昧だと言う点ですね。

言わなくても分かってくれるだろう・・・
これくらい察してくれよ・・・

と言う文化が日本には昔から存在しています。
これはお互いの信頼とか、友情とかそう言うものが成立している場合には非常に有効です。
日本の強力な武器とも言えますし、美点だとも思います。

あるいは、恋人同士の関係性であっても、親子とか血縁関係であっても同じ事が言えるかも知れません。
それは、[思いやり]であったり、[優しさ]であったりするんだろうと思います。

「おもてなし」と言うのは、日本独特の文化らしいですね。
もてなすというのは、相手が言葉にする前にこちら側が察してサービスすると言う事ですね。
老舗の温泉宿が外国の旅行者にとって感動を与えるのは、おもてなしの心があるからだと、どっかのセミナーで聞いた記憶があります。

察するってすごい事なんだな~と思います。


しかし、「言わない」ことが美点でも何でもない世界もあるという事も忘れてはいけないし、言わない罪もあるんだなという事もこれまた事実なんですね。

特に言葉が通じるという事と、言葉の裏の意味が読めるという事が同義ではないという事を肝に銘じておかないと、双方に亀裂が入る悲しい結果になるのかも知れません。


私自身も幾度かの失敗を経て、最近は嫌われるんじゃない?というような惧れを払拭して言うべきことは言うようにしています。
言うべきことを言うのと、言いたい事を何でも言うのはもちろん違ったことで、相手に対する思いやりは忘れずに話をすべきです。

若い人と接する機会も多々ありますが、これはこれで誤解されてるんじゃないか?と感じるのは、思った事は何でも言っちゃって良い!という風に考えている人が多いように感じます。

私は、それは違ってるな~と違和感を思いっきり感じることもありますが、注意しません。

言うべきことは、自分が相手に対して責任を負うために必要な条件のことであり、相手をへこませ
たり、相手に嫌な思いをさせると言う事が目的ではない訳ですから、言葉は選んで使うべきですし、言葉を発する自分自身の態度もけっこう重要だと思って居ます。

かと言って、人間は感情に左右されて生きているのですから、感情的になってしまうこともありますし、なかなか上手くいかないんですが。。。。

2013年が始まったばかりですが、伝えると言う事が今年はとても重要な要素という気がしています。


KYとか空気読めない事が当たりのことのように語られている今、それは裏返せば「もてなす心」や「やさしさ」や「気遣い」と言った日本が持っていた美点を喪失することかなと年明け早々に想います。